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興学社高等学院
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2026.08.26

高校に転入する条件とは?保護者が確認したい手続き・単位・学校選び

「今の高校を続けることが難しそう。でも、退学してから次を探すのは不安」

お子さまの様子を見ながら転校を考えはじめたとき、まず知っておきたいのが転入の仕組みです。転入は、現在の高校に在籍したまま別の高校へ学籍を移す方法です。ただし、受け入れ時期や単位の扱い、選考方法は学校によって異なります。

高校への転入でまず確認したいのは、①現在高校に在籍しているか、②希望する時期に受け入れがあるか、③これまでの修得単位を引き継げるか、④出願資格と選考条件を満たせるかの4点です。条件は学校や課程によって異なるため、今の学校を急いで退学する前に、転入先と在籍校の双方へ相談しましょう。

【この記事でわかること】

  • 高校の転入と編入の違い
  • 転入前に確かめたい4つの条件
  • 全日制と通信制で異なる確認点
  • 在籍校への相談から入学までの流れ
  • 当校へ転入する場合の相談方法

高校の転入とは|編入との違いを最初に確認

転入と編入は、どちらも高校を移る際に使われる手続きですが、手続きを始める時点の学籍が異なります。転入は高校に在籍している状態で次の学校へ移り、編入は高校を退学したあとに入り直す方法です。この違いは呼び方だけのものではありません。相談先、必要書類、学籍に空白が生じるかどうか、卒業時期の見通しに関わります。「今の学校へ行きづらいから、先に退学したほうがよい」と急ぐ前に、転入できる可能性を確かめてください。

転入は高校に在籍したまま学籍を移すこと

高校の「転入」は、教育委員会などの公的資料では「転学」と表記されることがあります。埼玉県教育委員会は、転学を「現在高校に在籍している生徒が、他の高校の相当学年に学籍を移すこと」と説明しています。東京都教育委員会も、高校に在学している生徒が引き続き他校の相当学年へ入るものとしています。

転入を希望する場合は、転入先への手続きが整うまでは現在の高校に在籍したまま進めます。出席が難しい状態でも、在籍していることと毎日登校できていることは同じではありません。退学届を出す前に、在籍校の担任と転入希望校へ相談してください。

参考:公立高等学校転編入学情報(埼玉県教育委員会)

編入は高校を退学したあとに入り直すこと

編入学は、第1学年当初とは異なる時期に高校へ入学する仕組みです。対象や受け入れ条件は学校・自治体によって異なり、高校を退学した方のほか、種類の異なる学校からの入学や海外からの帰国者などが対象になる場合があります。すでに高校を退学している場合は、修得単位や入学を希望する時期を候補校へ伝え、編入学として出願できるか相談してください。

以前の高校で修得した単位がどこまで認められるか、何年次から学べるかは一人ひとり異なります。最終在籍校が発行する単位修得証明書をはじめ、候補校が指定する書類を提出し、修得済みの単位と候補校の教育課程を照合してもらいます。

参考:文部科学省「高等学校入学資格 Q&A」

高校へ転入するときに確かめたい4つの条件

高校への転入には、全国すべての学校へ同じ形で当てはまる条件があるわけではありません。公立か私立か、全日制・定時制・通信制のどの課程か、学校がいつ転入生を受け入れているかによって出願資格や選考は変わります。そのため、「在籍していれば転入できる」「欠員があれば必ず受け入れてもらえる」と判断しないことが大切です。候補校へ相談するときは、在籍、時期、単位、出願資格と選考の4点をまとめて確認すると、次に必要な行動が見えやすくなります。

東京都教育委員会の「令和8年度第二学期都立高等学校転学・編入学募集」では、全日制167校・10,502名、定時制54校・6,466名、通信制3校・206名の募集が公表されています。これは東京都立高校の一例であり、実際の募集時期・人数・条件は学校ごとに確認が必要です。

参考:東京都教育委員会「令和8年度第二学期都立高等学校転学・編入学募集」(2026年6月30日)

現在の高校に在籍しているか

転入は、在籍中の高校から次の高校へ学籍を移す手続きです。まずは在籍状況を確認し、退学の手続きを進める前に候補校へ連絡してください。すでに退学している場合でも学び直す道は残っていますが、手続きは編入として扱われます。

転学照会書、在学証明書、成績や単位を示す書類といった、候補校が指定する書類は在籍校に準備を依頼します。書類名と提出方法は学校によって異なるため、候補校へ確認してから依頼してください。まずは転校を検討していることと、必要書類を確認したいことを伝えれば構いません。

転入時期と受け入れ枠が合うか

転入生を受け入れる時期や人数は学校ごとに異なります。学期ごとに募集する学校もあれば、個別に日程を調整する学校もあります。希望する月に入学できるか、出願期限はいつか、受け入れ枠があるかを候補校へ直接尋ねてください。

入学希望日から逆算し、書類発行や選考に必要な期間を確認します。先に退学日だけを決めず、在籍校と転入先の間で学籍がどのように移るかまで確認してください。

修得単位を引き継げるか

これまで修得した単位が転入先でどのように認定されるかは、卒業時期に関わります。東京都教育委員会は、出願前に志望校が修得済みの単位と自校のカリキュラムを照合し、転学後に卒業に必要な単位を履修・修得できるか確認すると案内しています。

単位修得証明書や成績証明書をもとに、認定される単位、これから履修する科目、卒業をめざせる時期を聞きましょう。未修得科目の学習方法も確認しておきたいポイントです。

参考:都立高等学校の転学・編入学について(東京都教育委員会)

出願資格と選考方法を満たせるか

公立高校では、課程に応じて居住地や勤務地といった出願資格が定められる場合があります。学力検査、面接、作文といった選考内容も学校ごとに異なります。資格と選考方法を募集要項や個別相談で確かめてください。

面接では、転校後にどのように学びたいかをお子さまの言葉で話せるようにしておくと安心です。保護者同伴か、希望する配慮を事前に伝えられるかも候補校へ聞いてください。

全日制と通信制では確認する内容が異なる

全日制と通信制のどちらへ転入する場合も、在籍状況、単位、出願資格、選考を確かめる必要があります。一方で、募集時期や通学の形、学習の進め方には違いがあります。通信制高校でも学校ごとに通学・学習条件があり、全日制高校でも転入を受け付けている学校があります。比較するときは学校の種類に対するイメージだけで判断せず、お子さまが必要な単位を修得し、無理なく学び続けられるかを見てください。次の表は、候補校へ相談するときの質問を整理するためのものです。

確認項目 全日制高校 通信制高校
受け入れ時期 学期ごとの募集や欠員の有無を確認 随時または学校が定める時期を確認
単位 カリキュラムとの照合と学年を確認 認定される単位と残りの履修方法を確認
通学 毎日の登校時刻、授業時間、クラスを確認 登校日数、スクーリング、校舎で受ける授業を確認
選考 学力検査、面接、作文といった内容を確認 書類、面接、作文といった学校ごとの方法を確認
卒業時期 必要科目を履修できるか確認 在籍期間と必要単位をいつ満たせるか確認

 

「入りやすさ」より「通い続けられる環境」

転入を急ぐと、受け入れてもらえるかどうかだけに目が向きやすくなります。しかし、入学できることと通い続けられることは別です。朝の登校時間、教室の人数、欠席したときの学習、相談できる先生、休める場所まで確認してください。

発達凸凹や不登校の経験があるお子さまには、環境の変化が負担になることもあります。どのような始め方なら安心できるかを学校と相談しましょう。

技能連携校と連携先の通信制高校の仕組み

技能連携校は通信制高校そのものではなく、都道府県教育委員会から指定を受けた技能教育施設です。学校教育法第55条に基づき、定時制・通信制高校の生徒が技能教育施設で受けた学習を、高校の職業教科の一部の履修とみなすことができます。文部科学省の高等学校学習指導要領解説では、この技能連携による単位認定は卒業に必要な単位数の2分の1以内とされています。検討するときは、どの高校と連携しているか、校舎での学びが単位にどうつながるか、卒業資格を認定し卒業証書を発行する高校、レポート・試験・学費の内訳を確認しましょう。

参考:文部科学省「よくある質問」

参考:文部科学省「【総則編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説(令和6年12月一部改訂)」

普段通う校舎でどの先生が学習を支え、困ったときに誰へ相談できるかを見学時に聞いてください。

高校の転入手続きは転入先と在籍校への相談から始める

転入の手続きは、候補校へ資料を請求するだけでは進みません。転入先が現在の状況を確認し、在籍校が必要書類を準備し、双方で単位や転校日を調整してはじめて学籍を移せます。当校では、個別相談のあと、在籍高校への相談、転校手続き、出願準備、入試・面接、合格通知、入学書類の提出、通学開始という順でご案内しています。学校によって順序や書類は異なりますが、最初に候補校と在籍校へ相談する点は共通して大切です。

1. 転入先へ相談して受け入れ条件を確認する

候補校へ伝えるのは、現在の学年、在籍状況、転入したい時期、修得単位、通学状況です。単位数がわからない場合は、確認に必要な書類を聞いてください。

発達凸凹や体調については、学校生活で困りやすい場面と安心できる対応を伝えると、入学後の過ごし方を相談しやすくなります。

2. 在籍校へ転校希望を伝える

候補校から受け入れ時期と必要書類を聞いたら、在籍校の担任へ転校希望を伝えます。転校日、書類の発行日、提出先を確認し、学籍に空白が生じないように進めてください。

お子さまが先生と話すことに負担を感じている場合は、保護者の方から相談しても構いません。

3. 書類と単位を確認して出願する

在籍校へ、候補校が指定する書類の作成を依頼します。調査書、転学照会書、在学証明書、単位修得証明書、成績証明書が必要になる場合がありますが、書類名と組み合わせは学校や転入・編入の区分によって異なります。候補校から受け取った案内を在籍校へ共有してください。

転入先で書類を確認してもらい、認定される単位と卒業までに必要な学習を確認したうえで、卒業時期の見通しを立てます。

4. 選考後に入学手続きを進める

学校が定める選考を受け、合格後に入学書類を提出します。当校の転校・編入では、作文・面接(保護者同伴)を行い、日時は個別に調整しています。通学初日はオリエンテーションと体験授業を経て、自分の時間割を作ります。

当校へ転入する際の手順は、転校・転入学ページでご案内しています。

転入先は「卒業できるか」と「通い続けられるか」で選ぶ

転入先を選ぶとき、単位を引き継げるかは欠かせない確認事項です。ただし、卒業までの計画が立っても、通学や学習の負担が以前と変わらなければ、お子さまが再び苦しくなることがあります。「卒業までの道筋」と「安心して続けられる環境」を同じ重さで見てください。見学したときのお子さまの表情、興味を示した授業、先生との話しやすさも大切な判断材料です。見学前に、本人が気になる点も家庭で聞いておくと、候補校へ具体的に質問できます。

卒業までに必要な単位と時期

何単位が認定され、あと何を修得する必要があるかを学校へ尋ねてください。レポート、テスト、スクーリングの回数や時期も聞き、生活リズムに合うかを考えます。

欠席した場合の補講や再提出、質問できる時間も学校へ尋ねてください。現在の学習状況に合わせたフォローがあるかも確認しましょう。

お子さまが安心できる環境の見極め方

学校案内に「少人数」「手厚いサポート」と書かれていても、お子さまに合う距離感は実際に見なければわかりません。教室の音や明るさ、休み時間の過ごし方、先生の声のかけ方、一人で落ち着ける場所を見てください。

体験授業では、上手に参加できたかを評価する必要はありません。「この授業は気になる」と感じられたなら、学校との相性を知る手がかりです。

興学社高等学院への転入は個別相談から

当校では、高校在籍中の転校と、高校を退学したあとの編入について個別にご相談を受けています。ただし、受け入れられるかどうかは、学年とその時点の募集状況によって異なります。2026年8月20日現在、個別相談ページでは高校3年生の転入生募集は終了と案内されています。その他の学年についても、相談時に最新の募集状況をお確かめください。

通学状況、転入したい時期、修得単位、学校生活で気になることを伺い、必要な手続きと学び方を一緒に考えます。療育手帳や精神保健福祉手帳の有無だけで、お子さまの人柄や可能性を判断することはありません。入学条件は学年や募集状況などを個別に確認しながら、得意なことと安心できる環境を一緒に探します。相談の時点で、転入を決めている必要はありません。

個別相談では、まだ転入を決めていなくても構いません。在籍校へどの段階で伝えるか、どの書類が必要か、単位をどのように確認するかを順にご案内します。作文・面接(保護者同伴)の日程は個別に調整しています。

学校に行きづらい期間が続いている場合は、まず保護者の方だけでもご相談いただけます。見学や通学を始める時期を焦らず一緒に考えます。

得意なことを伸ばしながらめざす高校卒業

当校では、得意なことを伸ばす教育を大切にしています。心理テク、プログラミング、声優基礎、LEGO、ウクレレを含む180種類以上の選択授業から興味のある学びを選べます。

担任と副担任が学習面と気持ちの両方を支え、SST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、社会で必要になる人との関わり方を授業として学びます。高校卒業資格取得率は98.9%(令和7年度実績)です。単位の修得だけを目標にするのではなく、お子さまが「ここなら通えそう」と感じられる学校生活を一緒につくります。

当校の授業とサポートについては、学校の特徴をご覧ください。

転入の条件は、お子さまの在籍状況と単位、希望する時期によって変わります。退学手続きを進める前に、まずはお問い合わせから現在の状況をお聞かせください。校舎や授業の雰囲気を体験したい方は、オープンキャンパスへお越しいただけます。

お子さまに合う転入の進め方を、私たちと一緒に見つけていきましょう。