2026.04.24
発達障害のある子の高校受験ガイド|内申点・配慮・学校選びを解説

【この記事でわかること】
- 発達障害のある子の高校受験の基本的な考え方
- 高校入試の種類と学校ごとの違い
- 内申点の見方と確認ポイント
- 受検時に受けられる合理的配慮
- 子どもに合った学校を探す手順
「うちの子は発達障害があるけれど、高校受験はできるのだろうか」「内申点が心配で進学先が見つかるか不安」。そんな悩みを抱える保護者の方は少なくありません。発達障害があっても高校進学は十分に可能であり、近年は受検上の配慮や個別支援を行う学校も広がっています。大切なのは、お子さまの特性に合った学校や入試方法を早めに整理することです。
参考:文部科学省「高等学校における発達障害のある生徒への支援」
発達障害のある子の高校受験は可能です
発達障害があっても、高校進学は十分に可能です。義務教育後の進路には、全日制高校、定時制高校、通信制高校、高等専修学校など複数の選択肢があります。入試制度や支援体制は学校ごとに異なるため、「どの形なら力を出しやすいか」を見極めることが大切です。
親が感じる不安は自然なこと
内申点、学力、出席状況、配慮申請、学校との相性など、不安が重なるのは自然なことです。一つずつ確認していけば、受験準備の見通しを立てやすくなります。
高校入試の種類と発達障害への対応
高校入試にはいくつかの形があり、評価のしかたは学校や課程によって異なります。公立高校の一般入試では調査書と学力検査を組み合わせることが多く、通信制高校や高等専修学校では面接中心の学校もあります。私立高校の募集区分も学校ごとに異なるため、志望校の募集要項を確認することが重要です。
参考:文部科学省「令和6年度 高等学校入学者選抜の改善等に関する状況調査(公立高等学校)令和8年2月17日更新版」
参考:文部科学省「参考資料2 高等学校通信教育の現状について」
公立高校の入試制度
公立高校の一般入試では、調査書と学力検査を組み合わせて合否を判定します。都道府県によって比重は異なります。また、一部の自治体では、不登校経験などの長期欠席者を対象にした特別選抜や、出席状況だけで不利益にしないための配慮が設けられています。
私立高校・通信制高校・高等専修学校の入試
私立高校の募集区分は学校ごとに異なります。通信制高校や高等専修学校では、面接中心の学校が多い一方で、学力試験や調査書の扱いは学校によって異なります。志望校ごとの募集要項を確認しておきましょう。
内申点が心配なときに知っておきたいこと
内申点は、主に調査書の学習の記録を指しますが、具体的な評価方法や比重は都道府県や学校によって異なります。出席状況や提出物、授業態度などの扱いも一律ではないため、志望校の募集要項で確認してください。内申点だけで進路が決まるわけではなく、学力検査、面接、作文などを組み合わせる学校もあります。
内申点が不安な場合の考え方
お子さまの特性によって、提出物管理や授業態度の評価で不利を感じることがあるかもしれません。その場合も、どの入試形式なら力を発揮しやすいかを整理し、学校ごとの評価方法を比べることが大切です。
受験時に受けられる合理的配慮
合理的配慮とは、障害のある生徒が他の生徒と同じように受検できるよう、必要な調整や支援を行うことです。受検時には、試験時間の延長、別室受検、拡大文字、ICT機器の活用などが行われることがあります。申請には診断書のほか、学校生活や学習状況が分かる資料、個別の教育支援計画などが使われます。
参考:文部科学省「高等学校入学者選抜における受検上の配慮に関する参考資料」
配慮申請の手順
申請先や手続きは都道府県や学校によって異なります。まずは中学校と志望校の募集要項を早めに確認し、必要書類と期限を把握したうえで準備を進めましょう。
受検時の配慮事例
配慮の例としては、試験時間の延長、別室受検、問題用紙の拡大、注意事項の個別伝達、ICT機器の活用などがあります。どの配慮が認められるかは、本人の状況と学校側の運用によって異なります。
発達障害に理解のある高校の特徴と見分け方
発達障害に理解のある高校には、通級による指導や個別支援の体制、柔軟なカリキュラム、進学・就職サポートがある学校もあります。学校見学では、在校生の雰囲気や先生の対応、サポート体制の具体性、卒業後の進路支援を確認しましょう。
学校見学で確認したいポイント
学校見学やオープンキャンパスでは、次のような点を確認すると比較しやすくなります。
- 先生が具体的な支援内容を説明してくれるか
- 本人が落ち着いて過ごせそうな雰囲気か
- 進路支援や卒業後のサポートがあるか
- 欠席時やつまずいたときのフォロー体制があるか
告知するか迷ったときの考え方
発達障害があることを高校に伝えるかどうかは、多くの保護者が悩むポイントです。告知の扱いや配慮の範囲は学校ごとに異なるため、志望校の入試担当に早めに確認しておくと安心です。
子どもに合った高校を見つける6つのステップ
進路選びは、保護者だけで進めるものではなく、お子さま本人の意思を尊重しながら一緒に整理していくことが大切です。次のような流れで進めると考えやすくなります。
ステップ1:子どもの得意・不得意を整理する
まずは、お子さまがどんな環境なら落ち着いて学べるか、何が得意かを一緒に整理します。
ステップ2:高校の種類を知る
全日制、定時制、通信制、高等専修学校など、それぞれの特徴を把握して候補を広げます。
ステップ3:学校見学や相談を行う
複数の学校を見学し、支援体制や雰囲気を比較します。
ステップ4:入試方法と内申点の扱いを確認する
学力検査、面接、作文、調査書の比重などを学校ごとに確認します。
ステップ5:卒業後の進路支援を見る
大学進学、専門学校、就職など、卒業後の進路も見据えて選びます。
ステップ6:最終的に子どもと一緒に決める
本人が「ここなら通えそう」と思えるかを大切にしながら、最終的な進路を決めましょう。
興学社高等学院の受験と入学後のサポート
当校では、発達凸凹のあるお子さまの学びを支えるため、個別相談や学校見学、WISC検査の活用、選択授業、進路支援を行っています。どのような支援が受けられるかを、見学や相談の中で具体的にご確認いただけます。
興学社高等学院の入学方式
当校では、個別相談・学校見学の後に、願書提出と面接・作文で入試を行っています。募集時期や必要書類は最新の募集案内でご確認ください。
WISC検査で得意を見つける
当校では、入学時にWISC-Ⅴ(WISC-V)検査を実施し、お子さまの得意なことを一緒に探していきます。検査結果をもとに、学び方や関わり方を一緒に考えていきます。
選択授業と進路支援
当校では、180種類以上の選択授業を用意しており、高校卒業資格取得率は98.9%(令和6年度実績)です。進路支援やSSTも含め、お子さまの学びと卒業後の進路を支えています。
発達障害のある子の高校受験を前向きに進めるために
発達障害のある子の高校受験では、入試制度、内申点、合理的配慮、学校の支援体制を早めに確認しておくことが大切です。焦って1校に絞るのではなく、複数の選択肢を比較しながら、お子さまに合う進路を探していきましょう。
一人で悩まず相談する
受験準備で迷ったときは、中学校の先生、特別支援コーディネーター、学校の相談窓口などを活用しましょう。学校見学や個別相談を通じて、実際の支援内容を確認することが進路選びの助けになります。
興学社高等学院のオープンキャンパス・個別相談
当校では、オープンキャンパスや個別相談を行っています。学校の雰囲気や支援内容を確かめたい場合は、最新情報をご確認ください。








