神経発達症とは (発達の凸凹について)

凸凹も、キミの大切な「らしさ」だから。

興学社高等学院は、一人ひとりに寄り添う手厚い個別単位取得サポートにより、高校卒業資格取得率98.9%(令和7年度実績)という高い実績を達成しています。

本校では、自閉スペクトラム症(ASD)・ADHD(注意欠如・多動症)・LD(学習障害)といった「神経発達症」の特性を「障害」ではなく、その子が持つ豊かな「個性」や「得意の原石」と捉えています。

「勉強への苦手意識が強い」「不登校の経験がある」「起立性調節障害で朝起きれない」「発達の凸凹に不安がある」といった声に応え、他者と比べられることなく、自分の「好き」を伸ばして自分のペースで安心して笑顔で通える環境を整えている技能連携校です。

神経発達症(発達障害)とは?

脳の発達や特性の現れ方に偏り(凸凹)があることで、日常生活や学校生活において生きづらさを生じる状態を指します。本人の努力不足や保護者の育て方が原因ではなく、生まれ持った脳の特性です。主に以下のような現れ方があります。

  • ASD(自閉スペクトラム症):対人関係の構築が少し苦手、特定の物事への強いこだわりやマイルールがある。
  • ADHD(注意欠如・多動症):注意を維持することが苦手で忘れ物をしやすい、衝動的に行動してしまいがち。
  • LD/SLD(限局性学習症):全体的な知的発達に遅れはないものの、「読む」「書く」「計算する」などの特定分野が極端に苦手。
⚠️ 大切なポイント:これらは境界線が曖昧なことが多く、複数の特性をあわせ持っているケースも多々あります。「診断書や障害者手帳がない(グレーゾーン)」という場合でも、本人が学校生活に困難を感じているなら、専門的な配慮と柔軟なサポートが必要です。

学校生活や家での「あるある」と、私たちの温かいアプローチ

「どうしていつもこうなんだろう…」と、ご家庭だけで悩んでいませんか?脳の特性による凸凹は、日常のちょっとした行動に現れます。興学社高等学院では、これらを「ダメなこと」と叱るのではない、特性を理解した上で、本人に合わせた仕組みや声かけでサポートしています。

💡 あるある①:悪気はないのに、どうしても「忘れ物」が多くなってしまう

「前日に確認したはずなのに教科書を忘れる」「提出期限のプリントがカバンの底でクシャクシャになっている」…ADHDの特性などにより、注意を配るのが苦手な生徒によく見られます。
【学校での工夫】
「忘れ物をしないように!」と精神論で責めることはしません。提出物は保護者の方とも連携をとりながら確認を徹底したり、先生と一緒にカバンの中を整理する時間を習慣化するなど、「忘れても焦らなくて大丈夫な仕組み」と「思い出しやすい環境」を一緒に作っていきます。

💡 あるある②:強い「こだわり」があり、切り替えや融通が苦手

「予定の急な変更があるとパニックになってしまう」「自分の興味のあること(ゲームや鉄道など)の話になると、相手の反応を気にせず話し続けてしまう」…ASDの特性などによく見られます。
【学校での工夫】
こだわりは、裏を返せば「素晴らしい集中力と専門性」です。予定の変更はあらかじめ事前に予告(予告の視覚化)をして心の準備をしてもらうほか、本人の強いこだわりや好きな話題を尊重します。その上で、SST(ソーシャルスキルトレーニング)や選択授業を通じ、他者と「お互いに気持ちよく会話するキャッチボールのルール」を少しずつ、焦らずに学んでいきます。

💡 あるある③:勉強はできるのに、特定の「書く」「計算する」だけが極端に苦手

「口頭での受け答えや理解力は抜群なのに、漢字の書き取りになるとどうしてもマス目からはみ出したり形が崩れてしまう」「文字を読むことに時間がかかり、テストの時間が足りなくなる」…LD/SLDの特性に見られる状態です。
【学校での工夫】
努力が足りないから書けないわけではありません。分量の調整や、個別での記入時間を設けるなど、「合理的な配慮」を個別に行っています。勉強への苦手意識を植え付けず、その子が持っている本来の理解力をしっかりと伸ばします。

通信制高校とは?(仕組みと卒業要件)

通信制高校は毎日一律の登校を強制されず、レポート提出やスクーリングを通じて自分のライフスタイルに合わせて学べるのが大きな特徴です。卒業には次の3つの要件をすべて満たす必要があります。

  • 74単位以上の修得(前籍校で取得した単位も引き継ぎ可能)
  • 3年以上の高校在籍期間(他校からの転編入でも通算されます)
  • 特別活動30時間以上の参加(学校行事やLHRなど)

時間の融通が利きやすいため、朝の起床が難しい起立性調節障害の生徒や、集団行動に疲れやすい不登校経験のある生徒にとって、最も心身の負担が少なく高校卒業を目指せるシステムです。

技能連携校とは?(興学社高等学院の強み)

技能連携校とは、都道府県の教育委員会から指定を受けた正式な教育施設です。技能連携制度は、通信制・定時制高校の生徒が指定技能教育施設で学んだ内容を高校の教科履修として認める制度で、学校教育法第55条に基づいて運用されています。

本校である通信制高校と教育課程を密接に連携させているため、最大の特徴として「技能連携校で受けた授業や専門科目が、そのまま通信制高校の卒業単位として認定される」という大きなメリットがあります。

さらに、興学社高等学院(新松戸校)は単なるサポート校とは異なり、以下の確かな安心を提供しています。

💡 新松戸の校舎だけで完結!遠方へのスクーリングは不要です。

一般的な通信制やサポート校で発生しがちな「年数回の遠方への宿泊スクーリング」に行く必要がありません。いつも通りの環境や、日頃から信頼関係を築いている先生や仲間のいる新松戸の校舎だけで、安心してレポート指導や定期試験を受け、高校卒業資格を取得できます。

興学社高等学院 校長 佐藤純平

興学社高等学院の「寄り添う」個別サポート体制

私たちは、一人ひとりの発達特性に合わせた柔軟で具体的なアプローチを用意し、生徒が自分らしさを発揮しながら無理なく高校卒業、そして社会進出を目指せるよう指導しています。

1. 心理検査WISC(ウィスク)の知見を活かした個別指導

希望される方には、心理検査「WISC」のデータに基づき、特性に応じたサポートを提供します。「視覚的な情報(見て理解すること)が得意なのか」といった認知の特性を細かく分析し、個別の教育支援計画を作成するため、勉強への苦手意識を無理なく解消できます。

2. 社会性を楽しく身につける「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」

「他者との適度な距離感」や「自分の感情の上手な伝え方」など、社会で生きる上で必要なコミュニケーション能力を日常の授業(SST)の中で体系的に学べます。ロールプレイを交えながら、アットホームな雰囲気で安心して練習できる環境を整えています。

3. 好きなことから広がる「130種類以上の選択授業」

鉄道、ゲーム、イラスト、音楽、ITなど、多種多様な選択授業を設置しています。自分の「好き」を突き詰めることで、同じ興味を持った友達と自然に繋がり、自己肯定感を育みながらコミュニケーションの輪が広がっていきます。

【特性別】生徒たちの安心を支える個別対応マトリクス

ASD傾向のある生徒へ 「次に何をすればいいか」が見通せるよう、指示やスケジュールを視覚的・具体的に提示します。また、一人になれる静かなリフレッシュスペースなども確保しています。
ADHD傾向のある生徒へ 忘れ物対策を一緒に確認したり、授業中に集中が途切れても責めずに、こまめな声かけやタスクの細分化をして負担を和らげます。
LD(学習の偏り)への配慮 板書が苦手な生徒にはスライド資料を共有するなど、ノートテイクや試験の実施方法について、個別の特性に合わせた合理的な配慮・工夫を行います。
グレーゾーンへの対応 診断の有無や手帳の有無に一切関係なく、「本人が今何に困っているか」に耳を傾け、他生徒と同様に専門知識を持つスタッフが手厚く寄り添います。

興学社高等学院 学校概要

学校名興学社高等学院(千葉県教育委員会指定 技能連携校)
所在地〒270-0034 千葉県松戸市新松戸4-35 興学社学園ビル
運営母体興学社学園グループ(40年以上の歴史を持つ総合教育機関)
国公私立私立(技能連携・通信制課程提携)
対応特性不登校経験 / 起立性調節障害 / 各種神経発達症(ASD・ADHD・LD・グレーゾーン)
スローガン自分らしく、キミらしく。
設立2006年
創立記念日6月6日
共学・別学男女共学
課程・修業年限通信制課程・3か年(単位制)
設置学科総合進学科・リベラルアーツ科
教育システム2学期制 / SST(ソーシャルスキルトレーニング)導入 / 130種類以上の選択授業